もう少しお金をためてから建てるべきだった

“1.予算2000万円台でこだわりのマイホーム


注文住宅の一番のメリットは家族それぞれのこだわりを実現できることです。私たち家族は、予算2000万円台で土地建物すべてのこだわりを実現することは困難と考え、土地へのこだわりを妥協しました。通勤圏ギリギリ、駅から遠く、買い物の利便性も妥協しました。その結果、家族それぞれのこだわりを実現したマイホームを建てることができました。私は持ち帰った仕事を邪魔されずするための書斎、妻は5人家族の食事作りで長時間いるキッチンをグレードアップ、二人の息子はプライベート空間を求めロフト、風呂好きの娘は浴室テレビ、それぞれの夢がかなったのです。

2.土地代ばかりに目を奪われ、意外にかかった付帯工事費

建築費よりかかることが多い土地代、特に首都圏では土地代に目を奪われがちです。私も土地代を削れば節約効果が大きいと考えていました。しかし、既存住宅の建て替えでない土地を購入すると、電気配線、水道管、ガス管の引き込みなどの付帯工事費が割高となり、期待していたほどの節約効果はありませんでした。

3.こだわりは長期的視点が不可欠

こだわりのしわ寄せをくったリビングは手狭となり、大型テレビを置いたら狭さは倍増しました。子供たちが独立すると、ロフトは使わない空間に、浴室テレビは使わないオプションになってしまいました。年を取るとあまり凝ったものを食べなくなり、家族の減ったキッチンは不釣り合いになっています。さらに高齢になれば買い物への不安も増してくるでしょう。

4.注文住宅全国平均3000万円台には意味があった

予算2000万円台では家づくりはむずかしい、と今では思っています。土地と付帯工事のバランス、ときの経過に伴う土地の意味の変化、シワ寄せ空間の出現。注文住宅全国平均3000万円台といわれるのは、こういった家づくりの難しさを解消してくれる額なのでしょう。さらに家族構成が変わればオプションの価値も変化していきます。これから注文住宅を建てようと考えているが予算が3000万台に満たない方は、もう少しお金をためてみてはいかがでしょうか。